AI時代に社労士が儲かるかどうかは、「誰の問い合わせを、どこまで、どの立場で支援するか」をビジネスモデルとして設計できるかで決まります。社労士が取るべきポジションは 「問い合わせ対応の設計者・監修者」 です。
1. 労務の問い合わせは「3つの利用者」で完全に別物
まず前提として、労務に関する問い合わせは、同じ労務でも、利用者が違えば中身も価値もまったく異なります。

この3つを同じAIで対応しようとすると失敗する。分けて設計すると、社労士の価値が最大化されると考えます。
2. 社労士が儲かるモデル①
社員向け問い合わせ対応RAG【量×自動化モデル】
対象
- 一般社員からの労務問い合わせ
- 有給・休暇・勤怠・残業・申請方法など
RAGの役割
- レベル1〜2の自動回答
- 就業規則・規程・細則・システムマニュアル参照
- 根拠付きで分かりやすく回答
社労士の価値
- FAQを「会社特有」に作り替える
- 誤解しやすい表現を修正
- 回答テンプレの監修
収益モデル
- 初期構築:30〜100万円
- 月額監修:3〜10万円
社員数が増えるほど価値が上がるスケール型収益
3. 社労士が儲かるモデル②
管理職向け問い合わせ対応RAG【判断支援モデル】
対象
- 管理職・マネージャーからの相談
- 部下対応・グレーケース
代表例
- 問題行動は懲戒対象か
- 休職者への対応方針
- ハラスメント該当性の初期整理
RAGの役割
- レベル3の判断材料整理
- 関連法令・規程・過去事例の提示
- 「論点」を構造化
社労士の価値
- 判断してはいけない線引き
- エスカレーション設計
- 判断基準集の監修
収益モデル(参考値です)
- 導入設計:50〜150万円
- 月額利用・監修:5〜15万円
管理職支援は「リスク低減」価値が高く、単価が出やすい
4. 社労士が儲かるモデル③
労務担当者向け問い合わせ対応RAG【専門家拡張モデル】
対象
- 労務担当者・管理部門
- 間違えられない専門的相談
代表例
- 解雇・懲戒の妥当性整理
- 労基署対応の事前整理
- 制度改定の法令適合性確認
RAGの役割
- レベル3までの情報整理
- 根拠条文・通達・判例整理
- 社労士への相談前の前処理
社労士の価値
- 最終判断者
- 法的責任の担い手
- ナレッジの蓄積・再利用
収益モデル(参考値です)
- RAG監修顧問:月額10〜30万円
- スポット判断:別途課金
「忙しいが儲からない」社労士からの脱却ポイント
5. 3つのRAGを束ねると「最強のモデル」になる
この3つをバラバラに提供するのではなく、マルチボットとして
- 社員向け:量をAIで処理
- 管理職向け:判断前整理をAIで支援
- 労務担当向け:社労士が最終責任
という 三層構造 にすると、以下が実現します。
- 無駄な問い合わせが消える
- 高度な相談だけが社労士に届く
- 回答がナレッジとして蓄積される
- 社労士の知見が資産化する
時間売りからストック型への完全転換
6. 最終結論:社労士は「問い合わせ対応のOS」を握れ
この論文から導かれる最終結論は明確です。
AI時代に儲かる社労士は、問い合わせ対応の設計権を持つ社労士
- 誰の質問か
- どこまでAIが答えるか
- どこから人が責任を持つか
この線引きができるのは、労務と法的責任を理解している社労士だけです。
問い合わせ対応を「三層設計」する次の一手
の記事の結論は、社労士が「問い合わせ対応の設計者・監修者」として線引きを握ることでした。
AI労務君のサービス詳細ページで、社員・管理職・労務担当それぞれの導線設計をどう組み立てるか、全体像を確認してみてください。
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